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国立社会保障・人口問題研究所

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複合死因分析

研究概要

 複合死因分析とは、複雑な死亡へのプロセスを解明する試みである。人口動態統計に公表される死亡原因は、WHOが定義した原死因、つまり「直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病または損傷、もしくは致命傷を負わせた事故または暴力の状況」であり、一つの死亡に一つの原因(原死因)が割り振られるが、実際の死亡は複雑な要因により生じている。我が国においては1950年のICD-6の適用以来、死亡診断書には複数の傷病名、それらが生じた時から死亡までの期間、といった情報が記載されており、2003年よりオンラインで登録されるようになったその情報を分析することが可能となった。本研究は、統計法に基づき提供を受けたオンライン死亡個票データを用い、複合死因の概況、推移、死因別分析、各国比較などを行うものである。

 

関連する研究プロジェクト

  • 厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業(統計情報総合研究事業))「人口の健康・疾病構造の変化にともなう複合死因の分析手法の開発とその妥当性の評価のための研究(20AB1001)」令和2~4年度、研究代表者:別府志海

  •  ・厚生労働科学研究成果データベース
      令和2(2020)年度
      令和3(2021)年度
      令和4(2022)年度

     

    公開データ

  • 死因簡単分類別複合死因死亡数(2003~2020年、エクセル形式)

  •  

    研究成果

    複合死因の概要

  • 別府志海・篠原恵美子(2021)「複合死因データの死因記載状況について」
  • 既存研究レビュー/各国制度

  • 石井太・別府志海 (2018) 「複合死因集計・分析手法に関する先行研究レビュー」
  • 林玲子・是川夕 (2018)「諸外国における複合死因統計の作成・公表の現状」
  • 林玲子(2019)「国際比較(英国、ドイツ、フランス)」
  • 林玲子(2020)「国際比較(スイス、ロシア、ブラジル、米国)」
  • コード化

  • 篠原恵美子(2016)「死亡診断書における死亡の原因および期間表現の正規化」
  • 篠原恵美子(2017)「死亡診断書における死亡の原因および期間表現の正規化」
  • 篠原恵美子(2021)「死亡診断書における死亡の原因のコード化と期間表現の正規化」
  • 篠原恵美子(2022)「死亡個票における死亡の原因欄の記載文字列の分析」
  • 経年推移/一覧

  • 林玲子(2020)「JMDC/死因順位分類による複合死因間の関連について」
  • 林玲子(2022)「死因簡単分類による複合死因の分析」
  • 林玲子(2023)「死因簡単分類による複合死因の分析(令和4年度)」
  • 分析手法

  • 石井太(2016/7)「原死因と付随する複合死因の関連及び期間の分析」
  • 石井太・林玲子・篠原恵美子・別府志海・是川夕(2019)「わが国の複合死因データによる死因間の関連分析」
  • 石井太(2020)「複合死因間関連分析へのネットワーク分析の応用」
  • 石井太(2021)「複合死因データを用いた人口学的分析手法について」
  • 石井太・林玲子・篠原恵美子・別府志海(2022)「複合死因データに関する分析手法とその応用 -わが国データへのネットワーク分析適用の試み-」
  • 石井太・林玲子・篠原恵美子・別府志海(2023)「複合死因データを用いた人口学的分析手法及びわが国データへの適用に関する研究」
  • 死因別分析

  • 別府志海・石井太・林玲子・篠原恵美子・是川夕(2019)「複合死因データを用いた糖尿病関連死亡の分析」
  • 林玲子・石井太・篠原恵美子・別府志海・是川夕(2019)「複合死因データの概況と突然死および認知症関連死亡の分析」
  • 別府志海・石井太・林玲子・篠原恵美子(2020)「複合死因データを用いた糖尿病と関連死因の人口学的分析」
  • 林玲子・別府志海・石井太・篠原恵美子(2022)「老衰死の統計分析」
  • 別府志海・篠原恵美子(2022)「新型コロナウイルス感染症の複合死因分析:2020 年」
  • 別府志海・篠原恵美子(2023)「新型コロナウイルス感染症の複合死因分析:2020〜21年」
  • 別府志海・篠原恵美子(2023)「糖尿病の複合死因分析:2005〜2021年」