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(1) 研究目的
わが国ではこれまで,少子・高齢化問題の解決策としての外国人人口受入に関する本格的な定量分析が十
分に行われてきたとは言い難い状況にある。しかしながら,外国人人口受入れによる将来人口の変化について,
複数の前提条件の下に仮想的シミュレーションを行って定量的評価を行うとともに,その社会保障へのイン
パクトを分析しておくことは極めて重要であり,本研究ではこのような課題に対して,人口学的分析を中心
とした総合的研究を行うことを目的としている。
(2) 研究計画
本研究は,「( 1 )外国人人口受入れに関する前提及び将来の出生・死亡動向の研究」,「( 2 )モデル構築と
これに基づく将来人口の仮想的シミュレーション」,「( 3 )将来人口の変化が社会保障に及ぼす影響の評価」
の3 項目の課題ごとに進められるが,今年度は2 年次計画の初年度として,( 1 )に関しては文献レビュー及
び具体的な前提検討を行い,( 2 )に関してはシミュレーションに用いられるモデルの試作を行う。また,( 3 )
に関しては先行研究等の文献レビューを行い,第2 年度の影響評価の準備を行う。
(3) 研究組織の構成
研究代表者 石井 太 (人口動向研究部第3室長)
研究分担者 橋重郷(副所長),金子隆一(人口動向研究部長),
佐々井司(企画部第4室長),岩澤美帆(人口動向研究部第1 室長),
守泉理恵(同部主任研究官),是川 夕 (内閣府経済社会総合研究所研究官)
研究協力者 三田房美(企画部主任研究官),石川 晃 (情報調査分析部第2室長),
別府志海(同部主任研究官),鎌田健司(人口動向研究部第1室研究員)
(4) 研究成果の公表予定
本研究の成果は研究報告書としてとりまとめるとともに,機関誌,学会・研究会などでの発表,及び学術
誌への投稿等を予定している。