はじめに
将来推計人口の基本的性質と見方
推計結果の解説
仮定の解説
(1)合計特殊出生率1.26の意味
(2)なぜ寿命は延び続けるのか
(3)国際人口移動の仮定とその効果
(4)将来推計人口の国際比較
(5)将来推計人口の描く日本人のライフコース
1)女性の結婚・出生に関する多相生命表の作成
2) 女性世代の結婚・出生に関するライフコース
a) コーホート別にみた女性の未既婚・子供数の生涯実現確率
b) コーホート別にみた女性の生涯未婚率ならびに出生子供数分布
c) コーホート別にみた女性の子ども・孫を持たない割合
d) コーホート別にみた女性の未既婚・子供数の生存期間
e) コーホート別にみた女性の生存期間(平均寿命)の内訳
参考推計(条件付推計)
将来人口推計[報告書]

3.仮定の解説

(5) 将来推計人口の描く日本人のライフコース

2) 女性世代の結婚・出生に関するライフコース
  b) コーホート別にみた女性の生涯未婚率ならびに出生子供数分布

 生涯無子割合をみると、1950年、55年コーホートの実績値18.4%、17.7%からしだいに上昇し、90年コーホートでは38.1%に達している。

 また、生涯の出生子ども数が1人の割合は、55年コーホートの11.2%から90年コーホート18.0%へ増加し、2人の割合は逆に44.4%から32.8%へと縮少している。

 図3-23には、この生涯出生子ども数の分布をコーホートごとに描いた。主に生涯未婚率の上昇によって無子割合が増大し、これまで半分弱を占めていた2人が減少し、90年世代では1/3を下回る割合となる。

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