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国立社会保障・人口問題研究所

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第T部 独身者調査の結果概要:第2章 異性との交際

<T-1.結婚という選択 T-3.希望の結婚像>



T-2.異性との交際
1.異性の交際相手

異性の交際相手をもたない未婚者が増加、男性で7 割、女性で6 割
 図表T-2-1 は、異性の交際相手の有無を調査年次別に示したものである。「交際している異性はいない」と回答した未婚者の割合は男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(同49.5%)い ずれも前回から上昇した。また、交際相手をもたず、かつ交際を望んでいない未婚者は、男性では全体の30.2%、女性では25.9%を占めている。一方、結婚をしたいと思う交際相手をもつ割合は、男性16.0%(前回18.4%)、女性24.5%(同27.0%)である。
 交際相手をもたない未婚者の割合を年齢別に比較すると(図表T-2-2)、男女いずれの年齢層においても上昇していることがわかる。ただし、これはあくまで未婚者のみのサンプルにもとづいた集計であるため、高年齢になるほど結婚した人が集計対象から抜け落ちていくというセレクションに注意する必要がある。
 そこで、図表T-2-3 には、既婚者(離死別者・有配偶者)も含めた交際状況の構成を調査年次別・年齢別に示した。離死別者、有配偶者、未婚者の構成割合は、国勢調査から推定される調査年次の配偶関係構成にもとづいている。男女ともに20 歳以降で有配偶者割合が低下し、未婚者割合が上昇している。一方、離死別者割合は、有配偶者割合、未婚者割合と比較すると変化が小さい。こうした配偶関係構造の変化を考慮してもなお、交際相手のいない未婚者割合は上昇していることがわかる。

図表T-2-1 調査別にみた、未婚者の異性との交際の状況

図表T-2-2 調査・年齢別にみた、交際相手をもたない未婚者の割合と交際の希望

図表T-2-3 調査・年齢別にみた、パートナーシップ構成

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2.性経験

性経験のない未婚者割合は上昇に転じる
 異性との性交渉の経験がない未婚者割合を図T-2-4 に示した。性経験がない未婚者割合は、男女ともに1990年代前半までは減少傾向にあった。しかし、この傾向は男性では1990年代後半、女性では2000年代初頭から歯止めがかかり、その後、性経験のない未婚者割合は上昇に転じている。今回調査では、30代前半の男性を除き男女ともにすべての年齢層において、性経験がないと回答した未婚者の割合が前回よりも上昇した。

図表T-2-4 調査・年齢別にみた、性経験のない未婚者の割合


性経験のある未婚男女の9割近くが避妊を実行
 性経験のある18〜34歳の未婚男女に、一番最近の経験における避妊実行の有無をたずねたと ころ、男性の89.1%、女性の87.4%が避妊をしたと回答した(図表T-2-5)。避妊の方法別にみると(図表T-2-6)、コンドームの使用が男性で95.2%、女性で90.4% と圧倒的に多い。ピル(経口避妊薬)の使用は男性で2.1%、女性では5.4%であり、前回調査(第13回(2005年))と比較すると、男女ともにわずかに増加している。

図表T-2-5 年齢別にみた、性経験のある未婚者の避妊の実行状況:第15回調査(2015年)

図表T-2-6 年齢別にみた、避妊の方法の割合:第15回調査(2015年)

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3.同棲

未婚者の同棲経験割合は30代前半で1割強
 同棲経験のある未婚者の割合を図表T-2-7に示した。未婚者の同棲経験割合は第13回調査(2005年)まで上昇傾向にあった。その後、第14回調査(2010年)で一度減少に転じたものの、今回は一部の年齢層で再び上昇している。30代前半の経験割合は男性10.4%(前回8.9%)、女性11.9%(同9.3%)と1 割強であった。

図表T-2-7 調査・年齢別にみた、同棲経験のある未婚者の割合


<T-1.結婚という選択 T-3.希望の結婚像>