3.仮定の解説
(5) 将来推計人口の描く日本人のライフコース
2) 女性世代の結婚・出生に関するライフコース b) コーホート別にみた女性の生涯未婚率ならびに出生子供数分布
生涯無子割合をみると、1950年、55年コーホートの実績値18.4%、17.7%からしだいに上昇し、90年コーホートでは38.1%に達している。
また、生涯の出生子ども数が1人の割合は、55年コーホートの11.2%から90年コーホート18.0%へ増加し、2人の割合は逆に44.4%から32.8%へと縮少している。
図3-23には、この生涯出生子ども数の分布をコーホートごとに描いた。主に生涯未婚率の上昇によって無子割合が増大し、これまで半分弱を占めていた2人が減少し、90年世代では1/3を下回る割合となる。
|