1.夫妻の結婚過程





(1)初婚年齢、出会い年齢、交際期間



  • 出会い年齢が上昇、交際期間も延長し、晩婚化がさらに進行
     過去5年間の結婚について、夫妻が初めて出会った時の平均年齢は、夫25.6歳、妻24.3歳であり、ともに上昇した(表1-1)。また、出会ってから結婚するまでの平均交際期間は4.3年となっており、この項目の調査を始めた第9回調査(1987年)に比べると1.72年(68%)も長くなった。夫妻が25歳までに出会う割合(表1-2)は、夫の場合約半数(49.6%)、妻では約6割(57.4%)であり、全体として出会いが遅くなっている。これらの変化の結果、平均初婚年齢はいぜん上昇を続けており、晩婚化が進行している。




(2)出会いのきっかけ、結婚のきっかけ



  • 職場、友人やきょうだい、学校を通じた出会いが7割を占める
     夫妻が知り合ったきっかけについて見ると、「友人・兄弟姉妹を通じて」、「職場や仕事で」がともに29%台で拮抗している。次いで「学校で」の出会いが11.9%となっている。これら上位三つのきっかけが全体の約7割を占め、これまで同様に日常的な場での出会いが多数を占めている。

  • 結婚のきっかけ、25歳までは「子どもができた」、25歳を過ぎると「年齢的に適当」が半数
     夫妻が最終的に結婚を決めたきっかけについて見ると、妻の結婚年齢が25歳未満の夫婦では「子どもができた」ことを挙げた夫婦が最も多く、半数(50.0%)を占めている。25歳以上では「子ども」は減り、「年齢的に適当な時期だと感じた」ことが半数を超える。






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