・同別居割合は、30歳代前半までは8割程度が別居である。
・どちらかの母親と同居する割合は農村地域では4割、都市地域ではほぼ2割となっている。
・別居の場合は、若年世代ほど親の近くに居住している。
・妻の年齢別に親の介護の要否をみると、39歳以下の妻では3.5〜5.2%程度である。
・妻の家事時間は、平日の20歳代で4.5時間、30歳代でほぼ5時間程度となっている。
・フルタイムで働く妻で、平日の家事時間4時間以上も4分の1程度いる。
・夫の帰宅時間が8時前だと妻の家事時間は、わずかではあるが短縮される。
・妻がフルタイムで働いていても、夫の2割程度は全く家事をしない。
・夫の家事参加は総じて停滞気味であり、中年を底に浅いU字型の傾向は継続している。
・妻が常勤で働く夫の家事遂行は若干上昇した。自分の親と同居している夫は家事参加度が低い。
・子どもが1歳未満でも、夫のほぼ1割は全く育児をしない。
・夫の育児遂行率は前回に比べ若干伸びている。
・「寝かしつける」では6割、「食事をさせる」「おむつを替える」ではほぼ半数の夫がほとんど行っていない。手のかかる育児ではあまり変化がない。
・夫の育児遂行率が高いと第1子出産時の妻の就業継続率も高い。
・夫の育児遂行率が高いと追加予定子ども数も多くなる。
・夫の家事、育児に対する妻の評価は、遂行率は上昇したが、上昇の幅はわずかで、肯定的態度と否定的態度がほぼ拮抗している。
・夫に対する家事、育児への期待度は6.3ポイント低下している。
・夕食をいつも一緒にする夫婦は、30歳代40歳代の家庭では6割前後である。
・よく心配や悩み事を夫に相談する割合は20歳代で54%、30歳代で44%程度である。
・家計の分配や管理・運営は妻が主に行う割合が7割弱を占めている。また、育児や子どもの教育についての決定を、主に夫が行う家庭は少ない(3.4%)。
・妻が自分の親と同居している場合裁量権が大きくなり、夫の親と同居している場合は小さくなる。
・「夫は仕事、妻は家庭」という性別役割分業について、賛成派が11.2ポイント低下し、過半数を切った(41.1%)。
・「夫も家事や育児を平等に分担すべき」の肯定派は6.1ポイント増し、8割を超えた(82.8%)。
・「子どもが3歳くらいまでは、母親は仕事を持たずに育児に専念した方がよい」の賛成は前回に比べ7.2ポイント低下したが、それでも8割程度(82.9%)が肯定している。
・「子どもを持ってはじめて社会的に認知される」に対して、20歳代では8割超が反対(84.1%)。
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