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国立社会保障・人口問題研究所

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第T部 独身者調査の結果概要:4.未婚者の生活と意識




T-4.未婚者の生活と意識
(1)就業・親との同別居

25〜34歳の未婚者の8割以上が就業
 未婚者の就業状況を調べたところ、就業している割合は18〜24歳男性で44.8%、女性で50.9%、25〜34歳男性で83.6%、女性で87.3%であった。これを正規の職員に限ると、男女ともに18〜24歳では30%台、25〜34歳では60%前後で推移している。

図表T-4-1 調査・年齢別にみた、未婚者の従業上の地位の構成


親と同居する未婚者の割合は横ばい
 2000年代以降、親と同居している割合は男性で70%前後、女性では75%前後で推移している。従業上の地位別にみると、男女とも正規の職員である場合に親との同居割合が顕著に低くなっている。

図表T-4-2 調査・従業上の地位別にみた、親と同居する未婚者の割合

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(2)未婚者のライフスタイル

「一人の生活を続けても寂しくないと思う未婚男女が増加
 未婚者に、人付き合い、消費、仕事、生きがいの有無等のライフスタイルについてたずねたところ、女性では「衣服・持ち物にこだわる」と「仕事以外で旅行あり」の割合が高く(それぞれ61.3%、38.2%)、男性では「一人の生活を続けても寂しくない」と考える割合が高かった(48.3%)。第14回調査(2010年)と比較すると、男女ともに「一人の生活を続けても寂しくない」の割合が7%ポイント前後増加した。

図表T-4-3 調査別にみた、未婚者のライフスタイルの実態

 結婚の意思別に比較すると、結婚意欲が高い人の方が生活全般に対して積極的である傾向がみられる。ただし趣味・ライフワークを持っている女性の割合には、結婚意欲による違いがほとんどみられない。

図表T-4-4 結婚の意思別にみた、未婚者のライフスタイルの実態:第15回調査(2015年)