5.妊娠・出産にかかわる健康
(1)不妊についての心配と治療経験
不妊を心配したことのある夫婦は4組に1組、子どものいない夫婦では半数弱
不妊を心配したことがある(現在心配している)夫婦は、前回調査とほぼ同じ25.8%(前回26.1%)であった。子どものいない夫婦ではこの割合は44.7%にのぼる(同48.2%)。また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は全体で13.4%、子どものいない夫婦では24.3%であった。
不妊を心配したことのある夫婦では出生子ども数が少なく、死流産数が多い
不妊の心配および治療経験別に、理想・予定子ども数、出生子ども数(現存子ども数)および死流産数を比較すると、理想子ども数、予定子ども数には違いがないが、不妊を心配する夫婦では出生子ども数が少なく、死流産数が多い傾向にある。
(2)妊娠・出産にかかわる妻の健康
4人に1人の妻が妊娠や出産にかかわる健康に問題を抱えている
妊娠や出産にかかわる健康について、4人に1人の妻(24.3%)が、表中に示されるような問題や障害を抱えている。就業の状況で比較すると、無職や短時間労働している妻よりも、長時間労働している妻で問題や障害がある人の割合が高い。
妻の健康状態に問題がある夫婦では、出生子ども数、予定子ども数が少ない
妊娠・出産にかかわる妻の健康状態別に、理想・予定子ども数、出生子ども数(現存子ども数)、死流産数を比較すると、妻の健康状態に問題がある夫婦の方が、出生子ども数、予定子ども数が少ない傾向にある。
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