1.夫妻の結婚について
(1)初婚年齢、出会い年齢、交際期間
出会い年齢が上昇、交際期間も延長し、晩婚化はさらに進行
過去5年間の結婚で、夫妻が初めて出会った時の平均年齢は、夫、妻そろって上昇した(表1-1、図1-1)。また、出会ってから結婚するまでの交際期間は引き続き延長傾向が見られ、18年前(第9回調査)に比べると1.2年(48%)も長くなった。これらの変化の結果、平均初婚年齢はいぜん上昇を続けており、晩婚化はさらに進行している。
(2)出会いのきっかけ
職場結婚が減り、友人やきょうだいを通じた出会いが首位に
夫妻が知り合ったきっかけは、これまで最も多かった「職場や仕事で」の出会いに代わり、「友人・兄弟姉妹を通じて」が初めて3割を超えて、首位が交代した。次いで「学校で」の出会いが約1割ある。これら上位三つのきっかけが約7割を占め、引き続き日常的な場での出会いが多数を占めている。
恋愛結婚と見合い結婚の歴史的転換
過去7回の調査結果からは、戦後60年の間に結婚のしかたが大きく転換したことがうかがえる。戦前に約7割を占めていた見合い結婚は一貫して減少を続け、1960年代末に恋愛結婚と比率が逆転した後、90年代半ば以降は1割を下回っている。
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