出生動向基本調査は5年ごとに実施されている全国標本調査で、夫婦調査と独身者調査からなる。ここでは第12回調査、独身者調査の概要について報告する。
テーマ :独身者の側からみた結婚、家族、子ども、男女関係に関する意識、実態を調べることによって、近年の少子化の主因となっている晩婚化・未婚化の原因を探る。
※ 概要報告では18歳以上35歳未満未婚者の調査結果を中心に報告する。報告中、とくにことわらないかぎり、未婚者とは18歳以上35歳未満未婚者を指す。
※ 夫婦が理想とする子ども数ならびに実際に持とうとしている予定子ども数はともに近年わずかずつ減少をみせている(夫婦資料P.8)。また、女児を望む傾向は夫婦でも見られる(同P.11)。フリーターが増加し、親と同居する未婚男女が増加