総務省統計局『平成12年国勢調査 第1巻 人口総数』による。1945年は11月1日人口調査,その他の年次は10月1日国勢調査である。ただし,日本に復帰後含めた沖縄人口(琉球政府実施の調査による)のうち,1950,55及び60年についての結果は,それぞれ12月1日現在のものである。原則としてすべての年次で現在の領域(沖縄などを含む)の数値である。人口密度算出には,人口調査が実施できないいわゆる「北方領土」(歯舞群島,色丹島,国後島及び択捉島)や竹島を除いた面積を用いた。なお,1940年以前の面積には,旧東京府小笠原島の南鳥島及び沖縄県島尻郡の鳥島の面積は含まれていない。
1) 沖縄県は調査されなかったため含まれていない。
2) 1940年及び50年の結果数値から沖縄県を除いて算出。
3)
各調査時現在の調査範囲による人口で,各年の調査報告書による。それぞれ1944(人口調査),46(人口調査),48(常住人口調査),50,55,60,65,70,年の結果。他は「現領域の総人口」に示すものと同じ。
調査の領域は,1940年以前は旧内地の47道府県,1944年は当時の日本国の内地で,47都道府県に樺太を含んでいる(樺太を除いた人口は,73,064,316)。
戦後は,日本の行政権の及んでいなかった地域は調査の範囲外におかれたが,それは次のように変化している。1945年及び46年は,旧内地から沖縄県全域,北海道千島ならびに得撫郡,新知郡,占守郡及び荷咲郡歯舞村のうち水晶島,勇留島,秋勇留島,志発島及び多楽島,東京都小笠原支局管内の諸島,島根県穏地郡五箇村のうち竹島,鹿児島県大島郡を除いた地域(1946年は東京都八丈支庁青ヶ島村が調査されなかった)。1947,48及び50年は,1945,46年において含められなかった地域のうち,鹿児島県大島郡のうち十島村所属の硫黄島,竹島及び黒島の3島が調査対象に含められた。1955年以降は,1950年の境域から,その後日本に復帰した鹿児島県大島郡全域(奄美群島)が含められ,1970年以降は同じく東京都小笠原村が含められ,そして1975年以降は沖縄県(1972年5月に復帰)が含められるようになった。
なお,調査の対象外であった時期の沖縄県人口を示すと次のとおりである(沖縄県統計年鑑による)。
1945年:526,625 1950年:698,827 (1950年には沖縄に含められて同時に調査された奄美群島を含むと914,937である)
1946年:509,517 1955年:801,065
1947年:537,051 1960年:883,122
1948年:555,623 1965年:934,176
1970年:945,111
1950年以降は国勢調査,1948年以前は推計による。1946〜48年は12月31日,50〜60年は12月1日,65年以降は10月1日現在の人口である。
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