
セミナーは終了いたしました。たくさんの聴講者にご参加いただきありがとうございました。
日 時 :平成26年10月31日(金)
13:30~17:30(開場13:00)
会 場 :千代田区立日比谷図書文化館 地下1階
(旧・都立日比谷図書館)
日比谷コンベンションホール
定 員 : 200名(事前申し込み<先着順>)
参加費 : 無料 ※文字通訳あり
◆当日、セミナーの様子をライブ動画配信しました。本日は電波状況によりごらんになりにくい状況がありました。10月31日22時~11月5日17時まで、Ustreamで録画を公開いたしました。どうぞご利用ください。
なお、本日の動画は後日厚労省動画サイトにて、字幕(和英)つきで公開いたします。
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当研究所は平成26年から28年の3か年に、人口問題研究所設立75周年(1939年8月設立)、社会保障研究所設立50周年(1965年1月設立)、国立社会保障・人口問題研究所設立20周年(1996年12月設立)を迎えることから、これらを記念するセミナーを今年から3回連続で、共通するテーマを『人口減少社会を支え続ける社会保障の挑戦』と掲げて行うこととした。去年から動画配信を開始し、これまで多くの方々に見ていただいた。今年からソーシャルメディアの活用を開始し、みなさんの活発な議論の場を醸成する機会をつくっていきたい。
初回にあたる平成26年度は、サブテーマに「多様化する女性のライフコースと社会保障」を掲げ、人口の半分を占めながら、政策の表舞台から取り残されてきた女性と女性を取り巻く環境の変化について焦点をあてたい。個々の女性の意思や選択が尊重され、多様なライフコースの選択を可能とする社会の実現を目指すのであれば、日本社会における女性と男性の人生のあり方を見つめ直し、個々人が家族形成と就労を無理なくライフプランの中に位置づけることのできる生き方を可能にする必要があるだろう。こうした社会の実現のために、今後どのように社会を変えていくべきか、そのために「挑戦」しなければならない課題が何であるかを本セミナーでは明らかにしたい。
○稼働年齢層の女性の就労率は増えたが、子育て時期に就労を中断するM字型就労曲線は依然として存在する。日本の女性たちの生き方の自由な選択を阻んでいるものは何か?
○所得格差の拡大により最も厳しい状況にある貧困世帯は、母子世帯や単身高齢女性世帯だといわれている。日本の社会保障制度は、制度が目標とした所得再分配機能を十分に果たしているのか?
○女性のライフコースは多様化したとはいえ、出産育児を機に就業を中断した女性がもどっていく就労の場や雇用条件は依然として非正規が主流である。非正規雇用が女性の人生設計にどんな影響をあたえているのか?
○ワークライフバランスは、男女とも就労時間の短縮を実現し、女性が働きやすくすることと男性が家庭責任をより平等に担いやすくすることによってはじめて実現できる。そのような社会を築いていくには、日本社会の何をどのように変えていかなければならないのだろうか?