【用語の解説】
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本調査報告における恋愛結婚・見合い結婚は、出会いのきっかけによって定義されるもので、夫妻の出会いのきっかけに関する設問の回答が「学校で」、「職場や仕事の関係で」、「幼なじみ・隣人関係」、「学校以外のサークル活動やクラブ活動・習いごとで」、「友人や兄弟姉妹を通じて」、「街なかや旅先で」、「アルバイトで」と回答したものを恋愛結婚、「見合いで」および「結婚相談所で」と回答したものを見合い結婚として分類している。
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夫婦が結婚後、十分に時間が経過して、もはや子どもを生まなくなった時点の子ども数を完結出生児数とよび、その出生力の水準を完結出生力という。わが国の場合、結婚から15年を経過すると追加出生がほとんどみられなくなるので、本調査報告では結婚持続期間15~19年の夫婦の平均出生児数を完結出生児数としている。
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観察対象となる年次における夫婦の子どもの生み方を表す指標で、有配偶女性の結婚持続期間別出生率を合計することによって得られる。その値は一夫婦がその全出生過程を通して当該の結婚持続期間別出生率に従って子どもを生んだ場合に実現される完結出生児数を示す。ただし、夫婦の子どもの生み方(ペース)が複数年次にわたって変化しているときには、ある年次の結婚持続期間別出生率は実際の出生過程と大きく異なることがあるので、本指標の値の解釈には注意を要する。
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本調査報告では、妻の結婚前後の就業変化を下記のように定義した。
就業継続 : 結婚を決めたとき就業~結婚直後就業
結婚退職 : 結婚を決めたとき就業~結婚直後無職
結婚後就業 : 結婚を決めたとき無職~結婚直後就業
結婚前から無職: 結婚を決めたとき無職~結婚直後無職
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本調査報告では、第1子~第3子それぞれが1歳以上の夫婦について、妻の出産前後の就業変化を下記のように定義した。
就業継続(育休利用) : 妊娠判明時就業~育児休業取得~子ども1歳時就業
就業継続(育休なし) : 妊娠判明時就業~育児休業取得なし~子ども1歳時就業
出産退職: 妊娠判明時就業~子ども1歳時無職
妊娠前から無職 : 妊娠判明時無職~子ども1歳時無職
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本調査報告では、第1子が1歳以上である夫婦について、妻の就業経歴のタイプを下記のように定義した。
就業継続型:結婚を決めたとき就業~第1子1歳時就業~現在就業
再就職型 :結婚を決めたとき就業~第1子1歳時無職~現在就業
専業主婦型:結婚を決めたとき就業~第1子1歳時無職~現在無職

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