2. パートナーシップ
−ゆらぐ男女のかかわり−
(1) 異性との交際
異性との交際の状況は低調なまま推移
「交際している異性はいない」と回答した未婚者は男性52.2%で過半数、女性では44.7%で前回調査よりやや(4.4ポイント)増加して半数弱となり、異性交際の状況はいぜん低調なまま推移している(表2-1)。また、結婚したいと思う交際相手(婚約者+恋人+友人)がいる未婚者(18〜34歳)の割合は男性20.5%、女性27.3%で(図2-1)、男性では今回各年齢層でこれまでの減少傾向をやや戻したが、女性では30〜34歳でのやや大きな変動を除き、調査間で大きな変化は見られない。
(2) 同 棲
同棲経験者、20代後半から30代で1割に達する
現在または過去に同棲した経験があると回答した未婚者は、男性7.9%、女性7.3%であり、近年わずかずつ増加を示している。とりわけ25〜29歳、30〜34歳での増加が明瞭で、今回調査では男性11.8%、9.9%、女性10.1%、10.6%と女性では30〜34歳でも初めて1割に達した。しかしながら、現在同棲を継続している未婚男女は、女性30〜34歳を除いてすべての年齢で前回調査より減少し、いまだ少数派である。
(3) 性経験と避妊
未婚者の性経験、増加傾向に停滞が見られる
性経験があると回答した未婚者は、男性58.2%(前回59.8%)、女性52.1%(55.4%)であった。 前回調査までにみられた女性での性経験割合の上昇傾向は止まっており、男性に続いて女性でも 頭打ちの傾向が見られた。
性経験のある未婚男女の8割以上が避妊を実行
性経験のある18〜34歳の未婚男女に、一番最近の経験における避妊実行の有無をたずねたところ、男性の84.7%、女性の82.4%が避妊をしたと回答した。方法別にみてみると、コンドームの使用が男性で80.3%、女性で73.7%と圧倒的に多い。ピル(経口避妊薬)の使用は男性で0.8%、女性では1.4%であった。
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